やりたいことをやるだけさ

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共感を抱いてもらうために出来ること【読書あるのみ】

心理療法におけることばの使い方
つながりをつくるために

という本を読んでます。

 

クライアントの話を聞いて、

カウンセラーの心に生じた思いを言葉 にする


 その言葉によってクライアントが

自分の気持ちに気づく

気づくとクライアントを支配していた感情から自分を分離させることが可能になる

 

そうした言葉の使い方を事例に沿って教えてくれている

 

修辞的ということばが本の中で多用されるが「表現方法」という言葉で代用できるだろう

 

いろんな表現で相手の心をとらえようとする

試みがこの本でいう「共感的理解」ということなのだろう

 

「共感的理解」という言葉だと

「理解している状態」

という静的なイメージを持つかもしれないが

「理解」というのは状態ではなく、

「理解しようとしている行為」そのもののことである。

 

自分の想像力でなんとか相手を理解しようとしているカウンセラーの動的営みの中で、

相手が「自分を理解してくれようとしている」というカウンセラー の姿を見出し、信頼を持ってくれる。

 

そしてカウンセラーから発せられる言葉に共感する。

 

気持ちに共感するということは

「あなたはこういう感情を抱いて いるんじゃないか」というカウンセラーの問いかけに対してクライアントのほうが共鳴するということなのだ。

 

こっちがただただ寄り添うだけでは

「共感してもらっている」という感覚を

クライアントは抱かないかもしれない。

 

でも、寄り添う態度からスタートして、

すぐにできることは、

相手の言葉をそのまま返すことだ。

 

相手の言葉をそのまま返すことが

まず相手の世界に入っていく入り口に

なるからだ。

 

そして、そのまま関係性を継続させ、

次第にクライアントが自分の言葉で

表現できない感情の葛藤を現し始めた時に

 

カウンセラーが自分の言葉で

「今はこういう感情なんじゃないかな」

ということを婉曲的に、

場合によっては直接的に伝える。

 

あまりに直接的だと傷つけるかもしれないし、あまりに婉曲的だと伝わらない。

 

表現のためには

カウンセラーが自分の引き出しの中に

いくつものレトリックや表現方法を

持っていなければならない。

 

カウンセラーがたくさんの本を読まなければならない理由はそこにあると思う。