公務員試験の中途採用とか社会人採用枠って
毎年少なからずあると思います
そこに応募する人が通らなくてはいけない関門が
エントリーシートです。
まあ、一般企業の中途採用なら職務経歴書ですね。
これにはだいたい
退職理由と志望理由を書く欄があります。
大体、欄が隣接しています。
そのような構成からもわかるように
退職理由と志望動機はつながっていますよということを表しています。
退職理由と志望動機の間に「貢献」を軸にした一貫性がないと落ちる
いきなり結論ですが、退職理由は志望動機に絡めて書く
志望動機は退職理由に絡めて書く。
一貫した軸を持たせた表現をしないといけません。
そして、その一貫性も「貢献」というキーワードを軸にして貫かれていないと
落ちます。
そのための表現方法をこれからご説明します。
同系統の職種の志望理由
【NG】
前職で地元の漁協に勤めておりました。
もっと地元に貢献したいため退職し、県庁の漁業課で県の漁業の活性化のために貢献
したいと思いました。
死亡ですね。
確実に落ちますよね。
地元の漁協の方が地元に貢献できんじゃね?
と聞き返されて終了です。
志望理由の考え方
地元の漁協でしかできないこともあるが、
逆に漁協ではできないこと=前職の限界点を伝える
それを乗り越えるために県庁で働く。
そう考えないといけません。
それを明らかにしないと
単に県庁職員に、公務員になりたいから
志望してるんでしょうと言うことになります。
中途採用で公務員になりたい人は
今までの仕事とまるで違うなら
どうしてその仕事に興味を持ったのか
同じ系統の仕事なら
志望するところでないといけない理由は何か
現職との違いはなんなのか、
はっきりさせないといけません。
絶対に聞かれますよ。
別にうちのところでなくても同じようなことはできるんじゃないの?
ということにちゃんと答えられるようにしましょう。
この街に住みたいからという時の志望理由
【NG】
前職は通勤時間が長く
転勤が多かったので、育児のこともあり退職しました
今後は育児が充実しているX市で生活したいと思い志望しました。
正直すぎますね。
一貫性はあるけれど「貢献」感がなく独りよがりです。
志望するきっかけはまあその通りなのでしょう。
じゃあ、別にこの街にある別の会社でもよくね?
ってなりますよね。
民間企業でなく役所に行ってからどんなことがしたいか
職種のことも併せて考えましょう。
志望理由の考え方
この町に住みたいと考えたことはあくまできっかけ
前職で営業をやっていたなら、この町の政策の中で
営業力を生かせそうな政策を調べてみる
そして、その街の政策を進めるにあたって
前職の経験でどう貢献していきたいか
そう考えないといけませんね
国でも市でもなくて県を志望する時の志望理由
【NG】
前職では河川工事の会社に勤めておりましたが
護岸工事ではなくもっと自然な形で
このきれいな河川をこの先の世代にも伝えていきたいと思い
県で働きたいと思いました。
それは国の計画がありきなのではないでしょうか?
実際に運用を進めていくのは基礎自治体である市町村なではないでしょうか?
退職しなくても自然河川工法で工事をするように働きかけることでもよくね?
と突っ込まれます。
志望理由の考え方
市町村と、都道府県と、国。3重行政の中で
県が果たす役割、市が果たす役割、国が果たす役割
しっかり考えましょう。
県がやってないことをあげつらって志望すれば死亡です。
まとめ
貢献をキーワードにして退職理由と志望理由をくっつけましょう
公務員=「貢献」ですから、これしかないです。
あと、失敗するのに共通してるのは頭で考えてるばかりで
体験、体、若しくはハラから言葉が出ていないことです。
ハラから言葉を出すには文字通り
言葉を肚に落とし込まないと。
肚に言葉を落とし込むというのは
しっかりと臨場感を持ちながら
今までのことを思い出して
その言葉に感情という
粘土をくっつけていく事です。
そうすると粘土に退職理由と志望動機が
くっついて一貫性が出てくるものです。
こういうのって実際にコーチングしたらすぐに
解決します。
近くにコーチングできる人がいたら
コーチング受けてみるのも手ですよ。