郵便受けにチラシが入っていた
団地を存続させるための
署名を求めるものだった
また、別のチラシは団地の値下げを求める
組合の広報誌だった
家賃が高い、外国人ばかりいる、風呂が寒い
50年前はよかった
すごいよね、50年前は良かっただよ
7割が年金生活者だよ
どんだけ高齢化社会なんだよ
こんなところに住んでいたら
生きるエネルギーが吸い取られる気がする
違う物件を探したい
あさ、階下の人の物音が聞こえてくるんだから
鉄筋コンクリートじゃないからでしょ
壁もベニヤ板みたいなうっすいもんでさ
断熱材も入ってないような壁
寒うて仕方ない
こんなところに
若い世代が住みたいって思うわけないよね
少し無理してでも新しいところに住みたいもん
でも一方で少し若い人たちが
子どものために頑張ってる姿もあった
お菓子キャッチゲームとか縁日的なこと
してたりする人もいて
むかしからこの団地にいる人なんでしょうね
子供も50人くらい集まったって書いてるから
結構賑わった方なんじゃないですかね
こういう人たちがいてくれると
子供たちも楽しいよね
でもそもそも子供たちがこの団地に
いるんでしょうか
昨日、駅にカード買いに行ったんですが
団地から駅までの道の中
子供たちが何人か、自分ちの前で遊んでいて
いいなあと思ったんですが
団地の中で遊んでる子はいなくて
やはり団地にいる子どもの数は
少ないんだなあと残念に思う。