まあ、人って、資格とか肩書きに弱いじゃないですか。
だから、国家資格!とかついてるものには何か権威めいたものを感じて、こっちのいうことを信用してくれるんじゃないかって、そんなことを思うんですよね。
まあ、だから国家資格キャリコンと国家資格公認心理師の資格持ってればなにかと便利なんじゃないかとも思うわけです。
それだけで、その試験の難易度はともあれ人はその看板だけで信頼感を増すと思うから。
でもね、キャリコンの資格っていい加減だと思うんです。
キャリアコンサルタント二級の技能試験と国家資格キャリコンの難易度が国家資格の方が簡単で二級の方が難しいことは意外に知られていません。
合格率が全然違うんです。
国家資格キャリコンは実施団体が2団体あって。
キャリアコンサルティング協議会っていうのと日本キャリア開発協会っていうのがあります。
協議会の方の国家資格キャリコンの合格率は26.2%
開発協会の合格率は34.6%だそうです。
ですから難易度は2級の方が高いということになりますが、一般的な人からすれば、2級よりも国家資格とついている方がレベルが高いって思いますよね。
キャリコンのこと何も知らない人に、どっちに相談したい?って聞いたことがあって、そしたら国家資格の人に相談したいっていう人ばかりでしたから。
で、試験内容も、キャリコンの試験は実技試験で面接のロールプレイがあるんですが、これがまたいい加減。
5人の相談者の事例が事前に渡されていて、その中の誰が自分の相談者になるかランダムに決められる。
試験会場で何番の事例の相談者のケースかってことがわかるわけです。
大量の受験者がいる中でやりますから、同じ事例でも相談者役の試験官っていうのは何人もいるわけです。
これが、いい加減な試験ですよね。客観的な審査基準がない。相談者役がひねくれたやつか、素直なやつか、そのロールプレイ役の試験官のなかで決められるわけだ。
なんかこいつ気にくわないな、と試験官が思ったら、思いっきり抵抗を示して受験者を戸惑わせればいいことになる。
そして、あくまでロールプレイですから、事例の人が本当に思っていることなんて、ロールプレイ役の相談者の心の中にはないんです。
ある程度その事例の人になり切ろうとするかもしれないけど、受験者がそのロールプレイ役の人が考えていなかったことを聞いたら抵抗するでしょ試験官は、こんないい加減な試験はないですよね。
公認心理師の試験は記述式だけだから、基準は客観的だからとてもいいと思うんです。各々の公認心理師としての資質は後からついてくるものだと思うからね。弁護士だって司法書士だってそうでしょ、人間性なんて試験で問われないんだから。
そう、人間性を試験で測ろうとしている姿勢が気に入らないんですよね。
それでも受かってる人はいるからなんとも言えませんが、絶対に私は受けない、金を払ってまでこんな資格につきあいません。会社でお金払ってくれるなら受けますけどね。
まあ、まずは公認心理師、現任者講習を受けないといけませんから来年の受験になりますが、今のうちから問題集で練習しておきます。