やりたいことをやるだけさ

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じいちゃんがボケた

じいちゃんとばあちゃんが3月に施設に入った

母の介護疲れを解放させるために施設に入ってもらった、母も70だから老老介護だった

介護疲れの原因は、ばあちゃんだった。

足が悪いから何にもできなかったので母が足がわりになっていた。

じいちゃんは母の介護をカバーするように、ばあちゃんを風呂に入れたりしていた

流石にそれも限界が来ていたので2人で施設に入ってもらい世話を施設の人に委ねた

ばあちゃんは家から出たくないと泣き喚いていたが、施設に入ると案外快適だったみたいで

よかったよかったと言っている。

逆にじいちゃんが変わった。

家にいた時は外の庭をいじったり、野菜を作ったりクロスワードパズルをしたり

ばあちゃんとデイサービスに行った時も、最年長であるにも関わらず

ほかのじいさんばあさんよりもゲームがうまかったり足腰が丈夫なもんだから

周りの人よりもパフォーマンス良く動くこともできデイサービスの中でリーダーとなっていて評判であった。

これが施設に入ると急変した

3月に施設に入っているのに

自分はここで何年も過ごしていると言ってみたり

この施設は昔はモルタルで今は鉄筋コンクリートになったんだと言っている

この施設はもともと鉄筋コンクリートで一年くらい前にできた新しい施設なのである

モルタルでできてるわけない

モルタルでできてるのは今までいた自分の家なのだ。

自分のいえと施設を一緒くたにしてしまっている

90歳も半ばを過ぎて施設に入らされたもんだから、相当ショックだったのだろう

一生離れたくなかった自分の家と施設を脳の中で融合させてしまっている

痴呆の始まりだ

施設の人はそんなじいちゃんの話をそうかいそうかいと言って受け止めている

デイサービスの人は「施設に入ってからじいちゃんの人が変わってしまった」と言っていた

すっかり変わってしまった。

私自身も会いに行くのが怖い。

じいちゃんが自分のことを忘れてしまっているのではないか。

できることは自分でやるのが一番いい。

亡くなったばあちゃんは亡くなる直前まで1人で生きていた、強かった、ボケもせず。

介護されていると生活力、生きる力を失ってボケるんだろうな。

なんか悲しいけど仕方のないことなんだな。

なんなんだろうね、幸せって。