かばさんとのおもいで - やりたいことをやるだけさ

とても晴れていたひな祭りの日。

きょうはぼっちゃんと一緒に新川の裏にある公園に行きました。

そこにはかばさんの遊具があって

何回も来てはかばさんにまたがっていました。

きょうは二人でかばさんの歯を枝で磨いて

体を泡(雪をかけただけだけど)で洗ってあげました。

何回も何回もぼっちゃんはかばさんの歯と体を洗ってあげて、喉が痛そうにしたので、かばさんにもぐって、のどにくすりをぬってあげました。

1時間半くらい、何回も何回もかばさんの体を洗って歯を磨いてあげる遊びをしていました。

そろそろ帰るよ、もう再来週には札幌を離れるからこれでかばさんとさよならだねといったら、もう会えないの？とぼっちゃんがすこしさみしそうにして、かばさんにお手紙書いてポストに入れるんだ、と言いました。

わたしもいたたまれなくなって、とっさに考えて、かばさんの友達が帯広にいるから、ぼっちゃんのこと、友達に言っておくからね、帯広でも遊ぼうね、ってかばさんも言ってるよ、といったら、ぼっちゃんが

ほんとう？一緒に遊ぼうね！どんな色のかばさんかなあ、ってたのしみにしてました。

三年間何回も何回も遊びに来た公園。

朝、毎日どこかしらの公園に行って一緒に遊んだなあ、ママチャリで出かけて9時までの短い時間。すこししか遊べないけどぼっちゃんはたのしんでくれてたなあ。

札幌の公園、いろんなとこに行ったなあ、公園の遊具のみんなにもう一度挨拶してから帯広に行こうと思いました。

楽しかったなあ、もう、ここには来ないかもしれないな、この思い出は大切にとっておこうと思うと切なくなってお父さんは涙でベシャベシャになりました。

子供にとっては覚えてない出来事になるんだろうけど。

大人だけはさみしくて、大泣きして帰りました。

でも、あと二週間あるから、もう一回かばさんに会いに来ようね。また、一緒に歯を磨こうね。

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