仲良くしている子に引っ掻いた、最近他の子がブロック遊びしているときにブロックを壊したり、たたいたりいじわるしたりするらしい。
で、そのことを母は子供に問いただしているが、子どもは黙ってる。
こんなときみなさんはどうしてるのかしら。
わたしはまず、本人に話を聞きました。
状況。どういう状況だったか。本人が覚えている限りのことを話してもらいました。
あ、話してもらうことができる安心な空間にすることが大切ね。
母と子の対峙している状況はどう見ても警察と犯人の尋問の風景。それなら犯人は黙秘するわね。
安心な空間なら本人は話し始めます。
で、認知行動療法的なアプローチで、思考と感情と行動と結果を聞き分けていく。
そして、アドラー的に
それはあなたが望む結末ですか
と聞きます。
もちろんこんな風には聞かないよ
でも、それって〇〇ちゃんがやりたかったことなの?って聞きます。
どうしたかったの?って聞きます。
子どものことなので結論は見立てが付きます。
構ってもらいたかった、仲良くしたかったけど相手がそのときはそっぽ向いたから壊したりぐちゃぐちゃにしたり引っ掻いたりするんだ。
仲良くしたかったんだね、っていう話です。
仲良くしてもらうためにどうしたら良いか、まず謝ることだね、引っ掻いたりしないことだね、と本人に気づかせます。
そして、明日謝ろうね、約束してね、と約束します。
実際に、指切りげんまんして明日を迎えました。
子供に聞きましたら、謝ったのですが、またぐちゃぐちゃにしたそうで、きちんとできたのか話しません。
お父さんとの約束を破ったのですね。
昨日は子どもがやったことを確認しただけなのでお父さんには実害がありません。しかし、次の日は約束したことを反故にされました。
この場合お父さんは傷つきます、そこで約束を破る子にはどのような結末が待っているかを伝えます。
地獄に行くよ、と。
じごくの絵本を買ってあげて読ませることにします。
嘘を言うことは何地獄か、他の人に迷惑をかけると何地獄か、しっかりと教えます。
ほとけ様はずっと見てるからねと教えます。
それが良い方法かはわかりません、子どもはなるようにしかならないから。