昔からよく「文章がうまくなりたいなら名文を筆写しなさい」と言われています。
文豪たちの文章を写してトレーニングを積んだ小説家たちは大勢います。
「書き写す」という作業をすることで
文章のリズムや感覚は心の奥深くにも浸透してくるものです。
ゆっくりと一文字一文字を書き写すことで、
「読む」という作業だけでは気が付かなかった発見もあり、
様々な名文の技法が見つかることもあります。
さきほどNHKの番組で万年筆が取り上げられていました。
ドイツでは小学校2年生から万年筆が与えられてペンパルあてに手紙を書くそうです。
素敵ですね。
私も一時期万年筆で書き写しを行っていましたが今はとんとご無沙汰。
うちの中に引きこもっていなくてはならなくなってきたので
ここはひとつ、いい万年筆でも買いなおして、川端康成でも書き写してみようかな。
いい文章もそうだけど、なんかこう、読んでるだけで行動したくなるような
そんな文章を書きたい。
読んでいたら自分の頭の中で臨場感がわいてきて、リアルに目の前に風景があるかのような錯覚を起こしてしまうくらい。
昔は司法試験の論文試験対策で優秀答案を写経していたし、大学の時も音読と書き写しだけでどの科目も乗り越えられた。
やっぱり書き写すことは頭に残るし、最強の勉強法であるし、自分磨きにはもってこいだ。
青いペンで書けばさらに学習効果が出るのをしっていますか?
あした、青い字、まるで雲の上を歩いているかのような書き心地の
いい万年筆を買ってこよう。あと0.4mmのシャーペンも欲しい。
世界は欲しいものであふれている。