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共感的理解と同調との違いを考える

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関本剛さんという医師

がん患者でステージ4で余命2年と宣告されている。

けれども患者さんと向き合っているお医者さんです。

 緩和ケア医として、末期の患者さんと向き合っている。

患者さんも、同じ境遇の関本医師の言葉に勇気づけられている

 

患者さんは「関本先生も同じ状況なのにこちらのことを考えてくださる」

「共感して聞いてもらっている」という思いを持っているようです。

 

関本先生が同じ末期がんという状況に置かれることで

抗がん剤や薬がどのくらいつらいものかということも分かったし

そのつらさを共有できるのだといいます。

 

共有しているうえで患者さんと向き合えば

患者さんもそりゃあ勇気づけられたりしますよね

 

本当に寄り添うってことは

同じ状況・境遇なんだよってことを

お互いに理解しあうこと

セラピストとクライアントの共同作業で

寄り添いが成り立つ

共感的理解が成り立つのかもしれません

 

コーチングやカウンセリングの領域で

「共感的理解」は「同調」とは違うんだ

ということ言う人がいます。

 

相手と話を合わせて

「そうそうそうだよね」なんて言ってるのは

 

共感ではなく「同調」であり

それは相手を理解することにつながらない

と言ったりします。

 

大切なのは共感的に理解しようとする態度そのもの

なのだと言われたりもします。

 

しかし、本当にそうなのでしょうか

 

共感的理解は確かに大切で、クライアントのことをかんがえると

クライアントにただ同調しているだけでは

クライアントに気づきを与えることはできないかもしれません。

 

けれども

「あなたの状況とてもよくわかりますよ」

「私も同じ状況だから」

といってクライアントを励ましたり勇気づけたりすることは

それが「同調」といわれるものであったとしても

本当につらいクライアントには真に必要なことであると思うのです。

 

実際に「あなたと同じ立場なんだ」ということを伝えないまま

「相手の関心に関心を寄せる」という

(良くも悪くも)「まっとうな」コーチングクエスチョンを多用すると

 

「勝手に自分の本棚を荒らされている」

という感覚に陥らせることが多いのです

 

いきなりコーチングクエスチョンをすると

クライアントの気持ちに寄り添うという部分が欠落しがちで

やり方は正しけれども人間味が欠けるということになるのです。

 

関本医師の場合は客観的にそのような病状だということで

患者さんにも伝わるし

共感されているっていう感覚が非常に強くなるんだと思います

 

じゃあ、病気などの客観的な指標がない状態で

「あなたと私、同じ境遇です」ってクライアントにわかってもらうことって

どのようにすれば可能なのでしょうか

 

それは「自己開示」「臨場感のあるセッション」なんだと思います。

 

「自己開示」

その名の通り自分の今までの境遇を説明すること

自分の境遇が、今のあなたが置かれてる境遇と

とてもよく似ているんじゃないかと伝えること

 

「そうなんですよね」とクライアントが続けてくれることもあるし

結果として「いやあんたとは違うんだ」といわれるかもしれません。

 

そしたら「そうだよね、同じなわけないよね」といって

「あなたの状況をもっと詳しく聞かせて」と続けて

具体的にどういう場面で

どういう感情を持って

どう行動したか

ということを詳しく聞いていくことで

臨場感のあるセッションに移行するのです。

 

そうすると共感的な理解が少しづつ進んでいくことになります。

 

それにしても

「あなたと同じ境遇なんです」ということのほうが

本当に強い共感の磁場を作ることができます。