やりたいことをやるだけさ

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父が買ってくれたパソコン

小学5年とか6年のときだったかな

父がFM-TOWNSっていうパソコンを買ってくれたんです。

UX20っていうモニタ一体型のパソコンでした。

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当時はNECのPC9800シリーズが市場を占拠している時代。

しかもまだ16ビットの機種が主流だった時代に32ビット

CD-ROMが標準搭載されているパソコンはほかにありませんでした。

標準OSとしてシステムCDがついてるんですが、windowsのようなGUIのOSであることも初心者には優しいものでした。

でもシステムOSだけではこのパソコンは何もできないただの箱。

シャーロックホームズのゲーム、オーサムという意味不なシューティングゲームフラクタルエンジンの画面を映し出すNHKの教育的なCDの3つを同時に買ってくれた気がします。でもそんなゲーム面白くなかった。

このパソコンを買ってくれたのか、会社から持ってきたものかはわからないんですが
パソコンが欲しいと言ってなぜか父がこれを買ってきてくれたんです。

でも、私は何がしたかったかというと、当時、NHK教育の趣味悠遊みたいな番組でDTMをやろう、みたいな番組があっったんです。
MIDI音源と五線譜に音符を並べるタイプのローランドのDTMソフトで音楽を作るっていう番組で、それをみてDTMやりたいなあとおもってパソコン欲しいと言ってたんです。

その番組ではPC98VXかVMで音を鳴らしてたと思う。MIDIはGS音源だったはず。本物のオーケストラが演奏しているようなサウンドがあんな機械から流れているのがものすごくわくわくした。

だから本当はPC98が欲しかったんです。でも買ってくれたのはFMTOWNS、なんでこんなマイナーなパソコンなんだと。

パソコンでゲームなんて興味なかったし、どうせならゲームを作りたかった。

当時、マイコンBASICマガジンを購読していたので、それに掲載されているBASICで動くゲームを打ち込みたくてしょうがなかった。

でもTOWNSじゃあできない。とても悔しくて、何とかできないものかと探しているとそのシステムOSに入っている「GEAR BASIC」というものが、微妙にプログラムを動かすことができて、それで試してみたりしたもんです。

あとは、音楽をやりたかったんだけど、DTMはできないしお金がかかる。TOWNSにはFM音源とPCM音源が内蔵されていて、それで音楽を鳴らすことはできた。BASICのMMLっていう音を鳴らす言語を使った。
マイコンBASICマガジンに音楽の打ち込みのプログラムも紹介されていたので「ロンパース」っていうゲームの音楽を打ち込んで再生できた時は感激だった。

システムOSにDTMソフト的な、五線譜に音符を打ち込んで鳴らすソフトが入っていた。
それに、適当に音符を打ち込んでみたら、いっぱしの音楽になったときは自分が作曲家コムロになった気がした。

内蔵のPCM音源は何秒間か録音、再生ができたので父がしゃべったことを音にして鳴らすこともできた、猫や犬の声でトルコ行進曲を鳴らすような感じで。それも面白かった。その時に父が録音した言葉は今でも覚えている。音楽の道に進みたくなったのもそのくらいからだった。

プログラムでゲーム作りたくて、近くの図書館に、パソコンよりも古い時代、マイコンと呼ばれていた時代の本があってそれに、壁打ちテニスができるプログラムが載っていた。

TOWNSじゃあ音楽はならせてもゲーム作りはできない。

友達がMSXを持っていて、ガリウスの迷宮をやりこんでたんだけど、彼はそれでプログラムを打てることを知らなくて、ちょっと貸してって強引に本体を借りて、壁打ちテニスをつくって驚かせたこともあった。

当時自分の持っていたゲーム機はメガドライブだったので、それを貸して、単純な壁打ちテニスを作るんだから、どうかしている。

たまたまゴミステーションにPC6001とセーブするためのテープレコーダーが落ちていて、それをわざわざ拾ってきて、PC98とPC6001はおなじNECなんだし、きっと
それでゲームが作れるに違いないと思って、改造して、いい感じにしたこともあった。

MSXを借りた時はセーブができなかったのでそんなに時間のかからない、3行程度のプログラムだったけど、PC6001と一緒に捨ててあったテープレコーダーなら、記録ができるんじゃないかとうっすら思っていたんだけど、何をどうすればセーブできるのかさっぱりわからなかった。

どうやらSAVEという命令で記録し、LOADという命令でそれを読みだすのだということがなんとなくわかってきて、BASICにSAVEと入れたら、つないでいたテープレコーダーが今のFAXのように

ピーーーガリガリガリガリ・・・


と音を立てて記録し始めたのにはとても感動した。

自分のいまはこうした出来事の感動でつながっているんじゃないかと改めて思い出してみて、ああやっぱりやりたいことってエンジニアなんだなと思い始めている。

iphone のアプリつくりとか、ちょっと始めて見たくなってきた。
早速はじめてみますよ~。

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