週刊はてなブログの今週のトップ記事30を見ていた。
どうもITとかプログラミング関係の記事が多い
はてなにはそういう人たちが数多く生息していることがわかる
はしくれの自分としてもそのような人の一部となりたい
はてなスターの数ではなく
ブックマークの数がとても多い
やはり役立つ記事はみんなストックしておきたいのですね
そんな中で13位にランキングされていた
ゆうきりょうさんのブログ
ゆうき熱量がすごい
こどもの日のヒーローショーのチラシとか見てたら
この「暴太郎」とう文字の際どさに
とても興味を持っていたから
ついついブログを読んでしまった
やっぱり今までの戦隊ものとは異彩を放つ作品になりつつあるんですね
なにかをとことん好きな人っていうのはここまで分析して
それを伝えきるんですね
わたしも 日曜日の8時台を待ちきれなくなりましたもん
自分にここまで偏愛できるものがあるだろうか
基本読書の冬木糸一さんのブログも読書・書評のブログですが
面白いと思ったものを
どうして面白いのか・どこがおもしろいのかをきちんと伝えている
どこそこに行った。面白かった。
というニュースの行楽シーズンの観光地の子供のインタビューじゃないんだから
偏愛を伝えるには、もっとくわしく、どの部分が琴線に触れたかを
大人なんだからもっとちゃんと詳しく分析しようぜってことなんだね。
ゲーテ的な観察手法の実践者であるマーガレット・コフーンも徹底的に観察している。
ワークブック『New eyes for the plants(植物への新しいまなざし-ゲーテ=シュタイナー的観察術:丹羽俊雄訳)』を読み直したい。
マーガレットは
ゲーテ的な観察過程を 7 つに分けて示している。
①正確に感じ取ること(exact sensing)
②感じ取った事柄から正確にイメージする(exact sensorial imaging)
③自分の感じ取った事柄をさらに見ること〔観照〕(seeingin beholding)
④そのものと一つになる試みをすること(being at one with)
⑤イデア(生命の本質)としてのアイディア(観念、知覚により心中に描かれたもの)の獲得(catchingideas)
⑥獲得したアイディアを感覚で捉えられる形に表現する試み(growing the ideas
into matters)
⑦創造(new product)
⑤から⑦の過程は、観察というよりも創造までの過程であるから置いといて
記憶に残るような徹底的な観察であり、光と影、メタモルフォーゼ、流動性、内外途上への反転、さまざまな手法を用いて長い時間をかけて成長を追い、一つの植物への徹底的な観察を繰り返していく。
そしてその大前提として強調していることは
好みの植物の球根を選択したら、その植物が成長していく余白を残し、描き始めること。である。マーガレットは、とりわけその観察する植物へ興味を持つことを強調している。
観察する植物を自身で決定するということがもっとも大切なんです。
とことん分析したくなるようなものを探し、とことん分析する。
いろんな視点から分析する。
「暴太郎」を社会学的な視点から見るのも哲学的な視点から見ることも可能だし
それが偏愛を深め新たな発見につながる。
大体の学術論文は好きなものを分析することで終始するものだ。
そのくらい好きなものを見つけ出すということが
とりもなおさず自分探しであり自分を見つけることなのだと感じた。
だから、自分探しという言葉を退職し、己の偏愛を探しに行こう。