会議の動画の編集を任された。
タイムラインを区切って各自の関係する部分だけ見れるようにする作業
mp4のデータをUSBに入れて持って帰ってきたんだけど
まったく、まーったくやる気がなくて
そのままにしていました。
別に締め切りとか期限はないから
今日仕事場で作業すればいいだけの話なんですが
在宅ワークとかって自分にはできそうにないなあと思った次第で
これから3年後には起業するぞって決めてるから
なんでも自分のうちでやらなくちゃいけないことばかりになるんだけど
捗るかなあ、事務所って必要だよね
でもそんな意気込みしかないような奴が何を起業するかって
幼稚園とか保育園とか子供にかかわる仕事をしたいなって思っているんです
自分には幼稚園教諭とか保育士の資格はないけど
経営者として幼稚園にかかわっていればそこで子供と遊べるから
っていう発想
でも、経営する人ってそんなもんでしょスタートなんて
高尚なビジョンとかうざくない?
事業経営書とかかいてね、融資してもらうんだったら
高尚なこと書かないといけないから本音と建て前はうまく使ってね
履歴書とか面接対策もそうでしょ
家から近いから仕事選ぶんですよ、給料高そうだから選ぶんです
おたくの会社の理念なんてどうでもいいんです、普通の人にとっては
でもそれじゃあ受からないから仕方ないからひねり出すんですよね
人の行動原理なんてシンプルに決まっていてそのほうが
行動しやすいんです
楽そうな仕事、楽しそうなこと、お得なことに飛びつく
逆にそれをしないと死ぬ、苦しむ、困る、そういう原理でも人は行動する
中途半端に理念への共感、社会への貢献だとか言ってても薄っぺらくなる
どうしたいからそれを選んだ、どうなりたいからこれを選んだ
それをきちんといえるとエネルギーのこもった言葉になる
面接練習しててもそれが言えないやつはたいてい落ちる
エネルギーをうまく言語化できるやつは高尚なことを言わなくても受かる
エモいとかうざいとかやばいとかモヤっととか
そういった言葉で完結させるような人格形成をしてしまうと
言葉の解像度を上げる作業ができずに
たまった感情を爆発暴走させることしかできなくなる赤ちゃんと同じなんだ。
感情や思いをうまく言語化する。
言語化できない人が動画を作ってもうまく伝えられない。
動画といっても、結局自分のうちにある言語を外に伝える手段に過ぎないから
言語化の解像度を上げるための手段は読書しかない。
言葉を学ぶにはいままで先人が使ってきた言葉を習うしかないのだ。
学ぶ、とは真似ぶから生まれてきたとよく言われる。
真似て学んで創り出す。
自分の新しい言葉は守破離の離まで行ったときに初めて生まれるのだ。
自分にシンプルな思いしかない時
たとえば子供と遊びたいから幼稚園を起業してみたいという
子供みたいな発想しかないときには、未来を具体的にイメージしてみる
そうなった時をイメージして、未来の私は子供とどういうかかわりをしているか
子供たちにどういう言葉をかけて育てているかをイメージする
幼稚園を作った先人たちのなかで
自分のイメージするところと同じような人はいないのか
本を探してみる、できれば会いに行ってみる。
そうしたら、言葉を学べる、自分の言葉が生まれてくる。
今の仕事を地味にこなしながら、未来への希望を見据えてしっかり動かないと
もう3年後なんてすぐに来るから
そして1年後には引っ越しもしないといけないんだから
漫然と毎日を過ごしてなんていられないから。
自分に言い聞かせる。