人間ドックにて中性脂肪は何もないけど
悪玉コレステロールが比較的多いから運動しましょうって言われて
ジムであさ四時から筋トレしてて
通勤も往復で10キロ近い道のりを歩いたり走ったりしててこれ以上どんだけ運動させんの?
みたいに思いながら、朝のトレーニングに行ってると、帰り道必ず会うのが、ゆっくりおじさんなんです。
あさランニングというかジョギングというか走ってるおじさんなんですが、そのスピードがめちゃくちゃ遅いんです。自分の早歩きよりも遅いんです。めちゃくちゃ遅い。止まるんじゃないかっていうくらい遅く走るんです。
何あのおじさんちょっと怖いって思いながらも、朝毎日すれ違う。
そして今日も朝すれ違ったんですね、んで、仕事帰り、夕方の6時、道すがらなんか知ってる人が走ってんなと思ったら、そのゆっくりおじさんなんですね。
この人は朝の5時から夜の5時まで走り続けてんのか!と一瞬恐怖に思った。このゆっくりは何時間も走り続けるための秘策なのかと。
ま、多分違うんでしょうけどね、朝と夕方に規則正しくトレーニングしてるだけなんでしょうけど。
それでまあこっちも感化されて、よし、仕事帰りくらいはこのゆっくり走りを取り入れようと思い。走り始めました。
そうするといろんなことが思い出されて、そういえばゆっくり走ればサブフォーサブスリーも余裕でクリアできるよっていう本があったなあとか
LSDですね、麻薬じゃないです、ロング・スロー・ディスタンスの略です。
長くゆっくり長距離走るトレーニング法のことです。これは極めて有効な方法なんですね。
これらの本をまとめていうと簡単に言えばゆっくり走ることで無理なく鍛えられるってこと。
実践してたこともあったけどいつの間にやらやらなくなってて、ゆっくり走ってたら思い出した。毎日、帰りの5キロはLSDやります。
そういえば父と山登りに行った時もいつも急いで登り走っててすぐ酸欠になってゆっくり歩いて登ってきたお父さんに叱られてたなあと、思い出した。
いつの日からか急いで走ってないとだめなんだと思い込まされていた、けど登山家の父は、ゆっくりゆっくり登っていく方がいいんだと、いつも言っていた。
だから、これからはゆっくりゆっくり、でも歩みを止めないで、じっくりと走っていこう、登る時は一歩一歩ゆっくりと踏みしめていこう。
そんなことを思い出した青春の帰り道。